本文へスキップ

プロの漫画家が漫画制作に役立つ情報を教えます。

漫画制作の知識―漫画家のアシスタントのついて―

ペン軸を短くする
HOME漫画制作の知識>ペン軸を短くする
雑誌で活躍している漫画家には様々な経験と知識があります。実際に漫画を描いている方や編集者やデザイナーのために、漫画家が役に立つ情報を教えます。
ご参考になれば幸いです。
目次
1.ペン軸を短くする
 1-1.手描きの固執する漫画家
 1-2.ペン軸が長いと使いにくい
2.ペン軸の切り詰め方
3.短くするメリット
ペン軸を短くする
最近はパソコンで漫画を描く漫画家さんが多くなりましたが、まだまだアナログに拘って付けペンで描いている方もいます。
パソコンソフトでタブレットを使って描く便利さは、使ってみて初めて分かるわかります。
しかし、ソフトの使い方やモニタを見ながらのタブレット操作は、慣れるのにかなりの時間を要します。紙にペンで描くように思い通りの線を描けるようになるまでには苦労します。
漫画家の仕事は忙しく、パソコンに習熟する時間の余裕がありません。いつも締め切りに追われているので仕方がありません。それと、自分のペンタッチを壊してペンタブ描画に挑戦するには、非常に勇気のいることです。漫画家にとって独自のタッチは生命線ですから。

■手描きの固執する漫画家
そうした理由もあって、手描きに固執する漫画家はたくさんいます。特にベテランの漫画家さんはそうです。
私も20年ほど前までは付けペンで漫画を描いていました。
時代はパソコン描画の時代になるであろうことは予想していましたが、付けペンからタブレットに移行する勇気がありませんでした。当時、パソコンも持っていなかったし、パソコンで漫画を描く自信などまったくありませんでした。
そんなとき、漫画家仲間がマックを貸してくれて、壊れてもいいから使ってみてと言ってくれたのです。
そのおかげで、わたしはパソコンを使って漫画を描くようになりました。有難かったですね。

私と同じように、パソコン描画のスキルの問題もあり、なかなか付けペンからタブレット描画に移行できないでいる漫画家さんもたくさんいると思います。

■ペン軸が長いと使いにくい
市販のペン軸は先が太く端が細長くなっています。そのため自由な線をスピーディに描くにはいささか不向きです。それに、多くの漫画家は紙に近い目線で描く人が多いので、軸が長いと目に当たって危険でもあります。
そこで、ペン軸の端を短く切り詰めて使うようにしています。
ちなみに、多少短いペン軸も市販されてはいます。


ペン軸の切り詰め方
短く切り過ぎると逆に握りにくくなってしまうので、切り過ぎには注意しましょう。初めは数センチほど切って、実際にペンを差し込んで線を引いてみます。それでもっと切るかどうかを判断すれば良いでしょう。
要は、線が描きやすいかどうかが問題です。

何の問題もなくスラスラ描けるようならその長さで大丈夫です。。
もう少し短くしても良いようならさらに切り詰めてみます。程よい長さが決まるまで試みてください。
仮に短く切り過ぎて失敗しても、ペン軸はそれほど高価なものではないので買って試してください。


短くするメリット
ペン軸を短くすると、まず手首が動かしやすくなって線が引きやすくなります。
それと、ペン軸が目に当たる危険を避けることができます。目と紙の距離が近い漫画家が多いので、ペン軸が長いと目に当たって危険です。

市販されているペン軸には、短くて両端にペンを差し込めるようなペン軸もあります。私も以前使ったことがありますが、目に刺さる危険を感じて止めました。

軸が短いと手の疲れにくいというメリットもあります。
漫画家はずっとペンを握って絵を描くので、ペンが軽いと疲れが軽減されて助かります。
まとめ
実際に漫画雑誌などで執筆しているプロの漫画家の知識は、そのまま有益な情報として役立つものばかりです。自分史や社史、広告マンガなどを作る際にも、きっと役に立つと思います。

ペン軸を短くすることで、漫画を描く疲労がかなり軽減されます。
漫画家は市販されている道具を使いやすいように工夫しています。そうして工夫は、ご自分の体験から生じることもあれば、先輩漫画家や友人漫画家などから教わった知識でもあります。
こうした、現場に即した工夫は大事ですね。
「漫画」とは
 漫画の原稿料
 漫画家のアシスタント
 漫画原稿持ち込み
 漫画家が使う1円玉
 漫画家という職業
 漫画家はよく手を洗う
 彩色は2本の筆で
 漫画とアニメについて
 広告マンガについて
 ペン軸を短くする
 ペン軸


参考ページ→
 最近の漫画事情
 漫画と出版業界の昨今
 出版不況からの脱出
 
 とんぼスタジオの漫画制作費
 とんぼスタジオの制作付属情報
 印税
 社史漫画制作のメリット
 
制作費の目安
 
漫画制作の商品紹介


お気軽にお問合せ下さい!
takataka1123@office.nethome.ne.jp
※お見積りは無料です

とんぼスタジオ

〒178-0062
東京都練馬区大泉町1-15-7
 TEL.03-6760-0230
 FAX.03-5934-3855

xxxxx