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月光仮面
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  1958年から「少年クラブ」で連載された大人気漫画である。
  川内康範の原作で、漫画は桑田次郎が担当した。
  また、同年2月24日月曜日午後6時よりTBS系テレビで実写放映され、
  大瀬康一が主演祝十郎を演じた。
  国産初のスーパーヒーローとして、最高視聴率67.8%、平均視聴率40%という
  人気番組だった。

あらすじ 柳本有三博士は、人類の平和を願って「H.Oジョー発爆弾」を
完成させた。博士は、戦争が起これば世界は滅亡する、
ということを知らせるために「H.Oジョー発爆弾」を作ったので
ある。
ただし、この爆弾の威力は絶大で、宇宙に生存する一切の
動植物に必要な水素と酸素を、一瞬のうちに無くしてしまうと
いうほど強力なものだった。  


柳本博士や親友の赤星博士らが「H.Oジョー発爆弾」の完成を
喜んでいるところへ、国際スパイダンのどくろ仮面という
怪人から、脅迫状が届く。

H.Oジョー発爆弾の機密は必ず頂戴する」
不安にかられた柳本博士は、私立探偵祝十郎に、機密警護を
依頼する。

どくろ仮面は、爆弾と機密を奪取するために、様々な手段を
講じてくる。

そうしたどくろ仮面の策謀に、警察や祝探偵事務所の部下たちは
翻弄される。

H.Oジョー発爆弾と機密がどくろ仮面によって奪われそうに
なるが、祝十郎の機転で危機を脱することができた。 

ところが、H.Oジョー発爆弾管理委員会の田坂守が、
祝探偵事務所にダイヤ紛失事件の解決を依頼してくる。
そのダイヤは、インドの貿易商アダラ・カーンの家宝だった。
そのため、祝十郎は、インドへ行くことになった。

しかし、それは罠だった。
アダラ・カーンはどくろ仮面の手下だったのである。
H.Oジョー発爆弾を手に入れるのに、邪魔な祝十郎を国外に追放することが目的だった。

どくろ仮面の一味が、柳本博士と令嬢のあや子さんを襲う。
その時、「月よりの使者、正義の味方」と名乗る者が颯爽と
現れ、柳本博士たちを救ってくれた。
白覆面で白マントの男、彼こそ月光仮面である。

ところが、突然現れた月光仮面に、柳本博士もあや子さんも
警視庁鬼警部といわれる松田部長も、みんなが不信を抱くので
あった。

しかし、そうした不信感も次第に和らぎ、月光仮面を信頼する
ようになる。

一方、祝探偵事務所では、祝十郎はインドに行っていることに
なっており、助手の袋五郎八やカボ子らが留守を守っていた。

その後、どくろ仮面は柳本博士の友人赤星博士を惨殺し、
あや子さんや繁少年を誘拐し、H.Oジョー発爆弾の機密書類を
奪おうとする。
しかし、常に月光仮面の活躍で失敗に終わるのだった。

どくろ仮面は、次々と悪の手を仕掛けてくる。
変装の達人や暗殺者、火炎男、ヨーロッパから来た殺し屋など、
様々な手段を繰り出す。 

ところが、そうした企ては、すべて月光仮面によって退けられて
しまうのだった。

ついに、どくろ仮面は最終手段として柳本博士を誘拐する。
H.Oジョー発爆弾は、どくろ仮面に渡ってしまった。
しかし、月光仮面がどくろ仮面たちの後を追い、絶海の孤島で
対決する。

どくろ仮面の正体は、死んだはずの赤星博士だった。
敗れたどくろ仮面は、絶壁から落ちて自滅する。
そして、日本に平和が戻ってきた。

このように、復興期の東京を舞台に、月光仮面が悪者たちを
懲らしめる痛快無比の物語が展開していく。

月光仮面の歌
















  
世界観 復興期の東京が舞台で、警察でも手に負えない悪人たちを、
正義の味方月光仮面が現れて懲らしめてくれる。
そして、日本に平和を取り戻す。全体がこのような構成になって
いる。

人々が危機に陥ると、正義の味方月光仮面が颯爽と現れる。
白いターバンと白覆面、サングラスをかけ、白いコスチュームと
白マント姿である。
月光仮面は、オートバイに乗ってやって来る。

その実体は、祝探偵事務所の所長祝十郎である。
しかし、誰も月光仮面の正体は知らない。


TVのオープニング主題歌の後に、「憎むな、殺すな、
赦しましょう!」という言葉が出てくる。
その言葉通り、月光仮面は、たとえ相手が悪人でも、憎むことは
ないし殺すこともしない。
赦すのである。

たとえば、月光仮面は、二挺の自動拳銃を持ちながらも、相手を
撃って殺すことはない。
発砲しても、敵の拳銃を落としたり脅したりするだけである。
もっぱら、威嚇と牽制に使用される。

ところが、敵対する相手は、残虐非道で平気で人を殺す。
だからこそ正義漢としての月光仮面が余計に引き立つのである。

どくろ仮面は残酷で、自分の部下が警察に捕まると平気で殺して
しまう。

ある時、月光仮面がどくろ仮面の手先だった女スパイを救った
ことがある。
その女スパイは、涙を流して罪を悔い改めていた。
彼女は、月光仮面に捕まったときに味方に殺されそうになって
いたが、敵である月光仮面に
助けられたのである。
彼女は、「憎むな、殺すな、赦しましょう!」の言葉通り、
助けられて赦された。
そして、生まれて初めて、人の愛を知ったのだった。

月光仮面は、特別な技術とか超能力を持っているわけではない。
我々と同じ人間である。
月光仮面が他の人たちと違うところは、正義の心が強いことで
ある。
そして、自らの正義の心と肉体で、悪に挑み懲らしめる。


では、そうした月光仮面の優しさは、どこからくるのでしょう?
どうやら、月光仮面は「月光菩薩」の化身らしい。
菩薩というのは天使のことで、聖書にも出てくる。
神の下部たちが凶悪な敵に襲われてピンチになると、天使が
現れて助けてくれる。

また、月光仮面の額には、三日月マークが描かれている。月の
満ち欠けを、心に置き換えて意味を込めたらしい。
三日月のように欠けた月は「不完全」を意味し、三日月もやがて
満ちて
満月になれば「完全体」となる、そのようなことらしい。

月は、善人だけでなく、悪人をも含め万物を照らすのである。
そういえば、歎異抄だったかに、こんな文章があったな。
大学受験の頃に勉強しただけでうろ覚えだけど、たしかこんな
文章だったと思う。

「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」
意味は、善人でさえ死ぬのだから、ましてや悪人が死ぬのは
当たり前、ということだったと思う。
私ごときが仏法を云々するのは恐れ多いことだが、歎異抄の
論理は、おそらく善人も悪人も隔たり無く同じである、という
ことだろう。

それを考えると、月光仮面というのは奥が深いなぁ。
今更ながら、原作者の川内康範には感心させられる。

そういえば、川内康範の実家は、日蓮宗のお寺だったらしい。

月光仮面の映画ポスター
キャラクター&情報
正義の味方側 主人公/月光仮面……白ずくめでオートバイに乗って現れる正義
の味方。
サングラスをかけ、手には自動拳銃を持っている。
日本の平和を守るために敢然と悪に立ち向かい。発砲しても
相手を傷つけることはしない。

主人公/祝十郎……祝探偵事務所の所長。年齢は30歳らしい。
月光仮面の正体と考えられるが、作品中で明言されたことは
ない。
優れた頭脳と高い運動能力を持つ。
さらに、拳銃の名手で、難事件を次々と解決していく。


袋五郎八……祝探偵の助手。力が強いがおっちょこちょい。
しばしば失敗するが、ここぞというときには活躍する。


カボ子……祝家のお手伝いで祝の助手でもある。
五郎八との名コンビで祝十郎を助ける。


繁少年……祝十郎が預かる戦争孤児で、探偵事務所に出入りする
小学6年生。機転が利き、事件の糸口をつかむ。


木の実……祝が預かる小学3年生の女の子。

松田刑事部長……警視庁の鬼刑事で、祝とともに難事件に挑む。

山本記者……東都タイムズの記者で、祝十郎の友人。

柳本有三博士……日本を代表する科学者で、H.Oジョー発爆弾の
発明者。

柳本あや子……柳本博士の娘。

赤星博士……柳本博士の友人で、地をもぐる円盤を研究する
科学者。
どくろ仮面の正体。


田坂守……柳本博士の信奉者であり祝十郎の友人でありながら、
どくろ仮面と共謀してH.Oジョー発爆弾を奪おうとする。

月光仮面の映画ポスター
悪役たち
どくろ仮面……国際スパイ団の日本支部首領。
どくろのマスクで顔を隠し、柳本博士が完成させた
H.Oジョー発爆弾を狙っている。


タイガー……どくろ仮面の手下で、タイガー白木というボクサー
くずれ。


アダラ・カーン……どくろ仮面の手下で、祝十郎をインドに
おびき出す。


バテレンのお由……どくろ仮面の手下で変装が得意。
武器
自動拳銃……月光仮面の武器といえば自動拳銃くらいである。
しかし、殺傷目的で使うことはなく、あくまでも威嚇と牽制に
使用する。

アラーの使者の
テーマソング






僕らの知ってるあの人は 
みんなが苦しいときに来る
白いマントで風を切り
正義の旗をなびかせて
嵐を呼んでやってくる
ああ あの人は鉄の人
みんなに夢を運ぶ人
アラー アラー 
アラーの使者はどこにいる
オートバイ
月光仮面の愛車は「ドリーム号」という。
モデルは「ホンダのC70」で、このバイクを真っ白に塗って
使用していた。

せっかくだから、バイク好きのために紹介しておこう。

ホンダC70
(72)
エンジン:空冷4ストローク/OHC2気筒
排気量:247cc
最高出力:18ps/7,400rpm
最大トルク:不明
車両重量:162kg
月光仮面のポーズ月光仮面のポスター
月光仮面の
モデルは誰?
極真空手の創始者大山倍達がモデルだったことは有名である。
大山倍達といえば、「ゴッドハンド」と呼ばれる空手の達人だ。

ただし、マス大山だけがモデルではないと思う。
風貌などはまったく似つかない。
おそらく、マス大山以外にも、様々なヒーロー像がブレンド
されて、月光仮面が誕生したのであろう。

月光仮面の
パロディ
有名な漫画はパロディされやすい。
我が師匠永井豪先生は、「けっこう仮面」という漫画でパロッて
いる。
「けっこう仮面」も、月光仮面に負けず劣らずの大人気で、
TVでアニメ放映された。
ただ、可愛いい女の子がおまたを開脚して、「おお、けっこう!」と
叫ぶのは、ちょっと恥ずかしいな。

月光仮面は
広告代理店による
番組制作の先駆け
番組制作当初は、あくまで放送枠を広告媒体として使うことが
目的で、キャラクターの商品化ということは考えなかった
らしい。
そのため、月光仮面のお面が売られていても、あるいはめんこに
月光仮面がプリントされていても、著作権による管理はして
こなかった。

ちなみに、キャラクター商品を著作権で管理するように
なったのは、「鉄腕アトム」以降らしい。
月光仮面のポスター
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