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漫画制作事務所が日本漫画の歴史についてご紹介します。

戦後の子ども漫画
HOME日本漫画の歴史> 日本漫画の歴史06「子ども漫画」19
穏やかな画風が主流だった戦前の漫画だが、時代は軍国主義色が強まり、次第に軍の広告的な役割を果たすことになる。

漫画家の本意ではないにしろ、少年漫画までもが軍に利用されてしまった。

漫画にとっては暗い時代だったといえるだろう。

戦後になると、手塚治虫の登場と彼に刺激を受けた漫画家たちが、新たに創刊された子ども漫画雑誌で活躍していくことになる。

※この記事は、とんぼスタジオ代表高橋が20年前に漫画制作事務所を立ち上げたころに書いた記事です。

ほぼそのままの内容で掲載してあります。
6 子ども漫画19
項目
1.藤子不二雄

2.その他
●藤子不二雄
藤子不二雄はたくさんの名作を描いてきた。

「忍者ハットリくん」は、伊賀の里からやってきたハットリカンゾウという少年忍者が主人公で、「ケン一」氏の家に居候していた。

そして忍法を使って様々な事件を解決していく。

しかし、話の根底は友情漫画である。

藤子不二雄の漫画に共通するのは友情を描いていたことだ。

それは、「おばけのQ太郎」や「パーマン」「怪物くん」「どらえもん」など、ほとんどの藤子漫画に共通していた。

「おばけのQ太郎」はお化けが主人公で、アメリカお化けのドロンパというのが出ていた。
「パーマン」はマントがないと空を飛べなかった。

それにしても、藤子不二雄はヒット作が多い。

そして面白い。

多くの読者が藤子不二雄を支持するのは、彼ら(ふたりの合作だから)が描く漫画が友情漫画であって、底流に「優しさ」があったからだと思う。

漫画というのはかくありなん、と思う。

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●その他
たくさんの漫画と漫画家を紹介してきた。

まだまだ全然書き足りないが、キリがないのでここで区切りを付けたいと思う。
 
また、少女漫画家たちもたくさんの「なつ漫」を描いているが、私が読んだものとしては、どうしても少年物が多くなってしまう。

懐かしい少女漫画では、「アタックナンバー1」や「金メダルへのターン」「ベルサイユのばら」などがある。

後日、機会があれば紹介したいと思う。

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●日本漫画の歴史
古からの日本漫画の歴史01
日本漫画の歴史02「戦前漫画と戦後漫画」01
日本漫画の歴史02「戦前漫画と戦後漫画」02
日本漫画の歴史02「戦前漫画と戦後漫画」03
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日本漫画の歴史03「なつかしい戦後の漫画」01
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日本漫画の歴史06「子ども漫画」01
日本漫画の歴史06「子ども漫画」02
日本漫画の歴史06「子ども漫画」03
日本漫画の歴史06「子ども漫画」04
日本漫画の歴史06「子ども漫画」05
日本漫画の歴史06「子ども漫画」06
日本漫画の歴史06「子ども漫画」07
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日本漫画の歴史06「子ども漫画」09
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日本漫画の歴史06「子ども漫画」18
日本漫画の歴史06「子ども漫画」19
参考ページ→
北斎漫画について
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