漫画制作の基本をご紹介します。ご自身で漫画を描きたい方は参考にしてください。
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(1)ストーリー作 り (2)キャラクター (3)絵コンテ (4)下描き 
(5)
ペン入れ (6)仕上げ (7)完成
(2)キャラクター作り
  ストーリーには、人物つまりキャラクターが登場します。
  人物は個性的で、他の人物と異なる性格付けをすると良いでしょう。
  たとえば、数人の登場人物がいるとして、それぞれが異なった性格だと
  ストーリーが展開しやすくなります。
  ただし、意図的に主人公とそっくりな性格の登場人物を設定することもあります。
  しかし、これはあくまでも意図して登場させるわけで、何も考えないで話を
  作っていたら、たまたま似たような性格になってしまった、ではいけません。

  広告漫画でも、キャラクターはパッと見で区別されていなければなりません。
  制作する際には、キャラの描き分けには十分な配慮が必要です。
主人公(ヒーロー)の描き方
  ヒーローは作品の中心となる人物。
  したがって、読者が最も感情移入する対象です。
  当然、ヒーローは読者の憧れでなければならず、そのためには読者を引き付ける
  特別の魅力が必要です。
  では、どのようなヒーロー像が望ましいでしょうか。

(1)主人公の顔が覚えやすいこと
  始めて見る読者にもすぐに覚えてもらえるような、印象的で個性的な顔立ちが良いです。
  たとえば、眼が大きかったり眉毛を太くすると、これだけでも大きな特徴になります。
  とくに、眼と髪型は大きな要素です。

(2)主人公の顔は親しみやすい
  すぐに親しんでもらえるような顔立ちが良いでしょう。
  しかし、奇抜さだけを意識してはダメ。
  あくまでも、読者に不快感を与えないように気を付けましょう。
  好感の持てる顔が一番です。

(3)主人公は目立たなければならない
  主人公は全体の主役だから、一番目立つように描くべきです。
  たとえば、どんなシーンでも、すぐに主人公が見分けられるような描き方です。
  大衆の中にあっても、主人公だけはすぐにわかるようにします。
ヒロインの描き方
  ヒロインは、とくに少年漫画においては花のような存在です。
  ヒロインとは、主人公の相手役となる女の子です。
  とにかく可愛くてきれいなことが一番だから、やぼったい女の子はよしましょう。
  なにしろ、自分が憧れるようなヒロインでなければいけません。
  はっきりいって、女の子の出てこない漫画は、ほとんどありません。
  ということは、いかにヒロインを可愛く描けるかということが大事なのです。
  ただし、可愛い女の子といっても、読者にとっても好みのタイプは違いますよね。
  明るく活発な女の子が好きな人もいれば、清楚でおしとやかな女の子が
  好きだという読者もいます。
  また、ロングヘアーが好きだったり、ショートカットが好きだったりします。
  千差万別です。
  したがって、描き手によってヒロイン像が異なります。当然ですね。
  まぁ、どんな漫画を読んでも、出てくるヒロインが同じでは困るわけです。
  漫画雑誌には様々なヒロインが登場しています。
  このように、自分のヒロイン像をつくることは非常に重要です。

  たとえば、以下のようなヒロイン像が考えられます。
  ・元気はつらつで、スポーツマンタイプの女の子。
  ・着物の似合う女の子。
  ・清純派タイプの女の子。
  ・笑顔が素敵な女の子。
  ・しぐさの可愛い女の子。
  ・お色気たっぷりな女の子。
主人公に欠点を与える
  主人公というのは完璧な人間ではありません。
  欠点があった方が、ストーリーの展開がスムーズにいきます。
  たとえば、漫画の中で主人公が成長していく過程を描いたとしましょう。
  ところが完璧で欠点のない主人公だと、すでに立派になっているから
  それ以上の成長は、読者サイドとしてはさほど読みたいとは思いません。
  むしろ、自分と同じような欠点のある主人公ががんばって目的を達成し、
  いつのまにか人間的にも成長していた、という話の方が読者は読みたいものです。
  あるいは、がんばって目的を達成したが欠点が治っていなかった、という話でも
  よいでしょう。
  その場合の欠点は、親しみのある欠点です。
  人に嫌がられるような最悪な欠点ではだめです。
ヒーロー物の敵役は主人公より強い
  ヒーロー物でなくスポーツ物でも良いが、主人公のライバルとなる敵役は、
  絶対に主人公より強くなくてはいけません。
  主人公が圧倒的に強かったら、弱いライバルに勝って当たり前です。
  そんなストーリーはつまらないから、読者も見たいとは思いません。

  ところが、ライバルが強すぎてとても主人公では勝ち目がないとしましょう。
  そうすると、主人公はライバルに勝つために様々な努力をします。
  読者は、この主人公はどのようにしてライバルに勝てるだろうと、
  期待しながら読んでいきます。

  つまり、ライバルや敵が、強ければ強いほど面白くなるのです。
  だから、面白い漫画を描こうと思ったらまず強いライバルを作ることです。
キャラクターの人物を描く
  漫画は絵ですから、パッと見が勝負です。
  したがって、好感の持てる主人公と、相手役の女性、敵役など、
  魅力的なキャラクターを描き分けなければなりません。

  それと、設定した性格と合った絵であることが重要です。
  絵と性格付けが不釣り合いではいけません。
  たとえば、元気いっぱいの主人公のはずが、病的だったり、いつも下を向いて
  歩いているようではいけません。
  また、ライバルや敵役が主人公より良いヤツでも不自然です。

(3)絵コンテ
  絵コンテをネームともいい、ノートなどにコマ割りのラフを描きます。
  ストーリーをコマに割って絵のラフを描くことで、漫画らしくなってきます。
  この場合、あまりページ数にこだわらず、自由に描いてみることです。
  自分の描きたいことを描く、これが大事です。
  細かいことは、後で少しずつ手を加えていけばよいのです。

  通常、絵コンテの段階では、細かく絵を描き込まない。顔の表情もアバウトで結構です。

  次に、内容やページ数を考えながら、手を加えていきます。

  漫画賞などに応募する場合は、すべて自分で作業します。
  ところが、編集者と打ち合わせする場合には、この最初の絵コンテの段階で
  行うこともあります。
  もちろん、すべて自分で手直しをして、編集者と打ち合わせを行っても結構です。
(4)下描き
  絵コンテにしたがって、原稿用紙に鉛筆で下描きをしていきます。
  人物の表情もきちんと鉛筆で描きます。
  このあとのペン入れは、この下描きの鉛筆線をなぞって行うから、
  下描きの線は慎重に描きます。
  線がはみ出したりしたら、消しゴムで消しながら気に入るまで何度でも描き込むのです。

  個人的には、この下描きの段階が、漫画の制作過程の中で一番好きです。楽しいです。
(5)ペン入れ
  通常は、墨汁や黒のインクをペンに付けて描きます。
  これでなければいけないという決まりはないが、多くの漫画家は
  墨汁や黒インクを使っています。
  ペンは、Gペンやかぶらペンが多いようです。

  サインペンなどで描く漫画家もいますが、基本はGペンやかぶらペンです。

  作業としては、まずペンで人物を描いていきます。

  そして、人物のインクが乾いたら、今度は背景画を入れていきます。

  ちなみに、プロの漫画家が使用するペン先の多くは、以下のようなものです。
  Gペン、かぶらペン、丸ペン、日本字ペンなど。

  また、プロの漫画家がよく使うインクや墨汁は、以下のようなものがあります。
  「Pilot製図用インク」、「解明墨汁」など。
(6)仕上げ
  インクがすべて乾いたのを確認して、消しゴムで鉛筆線を消していきます。
  また、コマからはみ出したりした線は、ポスターカラーの白で消します。
  次に、スクリーントーンを張り込んでいきます。

  スクリーントーンは画材屋さんで購入できます。
  また、インターネットで購入することもできます。
  ちなみに、とんぼスタジオに所属する漫画家の多くはパソコンで作業をしており、
  パソコンの中でスクリーントーンを作って使用しています。
(7)
  仕上がった原稿をチェックし、漫画の制作が修了です。
  これですべての原稿が完成です。


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