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プロが教える「描き方の基本」です。制作ご依頼の際やご自身で実際に描いてみようと思っている方はぜひ参考にしてみて下さい。 | |
描き方の項目 | |
(1)ストーリー作り (2)キャラクター作り (3)絵コンテ (4)下描き (5)ペン入れ (6)仕上げ (7)完成 |
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描き方講座2 | |
(2) キャラクター ストーリーには、人物つまりキャラクターが登場します。人物は個性的で、他の人物と異なる性格付けをすると良いでしょう。 たとえば、数人の登場人物がいるとして、それぞれが異なった性格だとストーリーが展開しやすくなります。ただし、作者が意図的に主人公とそっくりな性格の登場人物を設定することもあります。 しかし、これはあくまでも意図して登場させるわけで、何も考えないで話を作っていて似たような性格になってしまった、というのはいけませんね。 |
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●主人公(ヒーロー)の描き方
「ヒーロー」は作品の中心となる人物のことです。したがって、読者が最も感情移入する対象です。当然、ヒーローは読者の憧れでなければならず、そのためには読む人の心を引き付ける特別の魅力が必要です。 では、どのようなヒーロー像が望ましいでしょうか。 (1)主人公の顔が覚えやすいこと 始めて見る読者にもすぐに覚えてもらえるような、印象的で個性的な顔立ちが良いでしょう。たとえば、眼が大きかったり眉毛を太くすると、これだけでも大きな特徴が出ます。とくに、眼と髪型は大きな要素となります。 (2)主人公の顔は親しみやすい すぐに親しんでもらえるような顔立ちが良いでしょう。しかし、奇抜さだけを意識してはダメです。あくまでも読者に不快感を与えず好感の持てる顔が好ましいです。 (3)主人公は目立たなければならない 主人公は全体の主役だから、一番目立つように描くべきです。たとえば、どんなシーンでも、すぐに主人公が見分けられるように描きます。大衆の中にあっても、主人公だけはすぐにわかるような描き方が良いでしょう。 |
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●ヒロインの描き方 「ヒロイン」は、とくに少年漫画においては花のような存在です。「ヒロイン」とは主人公の相手役となる女の子のことです。 とにかく可愛くてきれいなことが一番ですから、やぼったい女の子はあまり相応しくないでしょう。 自分が憧れるようなヒロインを作ると良いでしょう。女の子が出てこない漫画はほとんどありません。ということは、いかにヒロインを可愛く描けるかということが大事になってきます。 ただし、可愛い女の子といっても、読者にとってもそれぞれ好みのタイプは違いますよね。 明るく活発な女の子が好きな人もいれば、清楚でおしとやかな女の子が好きだという読者もいます。また、ロングヘアーが好きだったり、ショートカットが好きだという方もいるでしょう。千差万別です。 したがって、当然ですが描き手によってヒロイン像が異なってくるものです。漫画雑誌には様々なヒロインが登場するわけで、自分の好みのヒロイン像を作ることは非常に重要なのです。 たとえば、以下のようなヒロイン像が考えられるでしょう。 ・元気はつらつで、スポーツマンタイプの女の子。 ・着物の似合う女の子。 ・清純派タイプの女の子。 ・笑顔が素敵な女の子。 ・しぐさの可愛い女の子。 ・お色気たっぷりな女の子。 |
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●主人公に欠点を与える 主人公は完璧な人間ではなく、むしろ欠点があった方が展開がスムーズに進みます。 たとえば、漫画の中で主人公が成長していく過程を描いたとしましょう。完璧で欠点のない主人公だとすでに立派になっているわけだから、それ以上の成長は読者としてはさほど読みたいとは思いません。 むしろ、自分と同じような欠点のある主人公が、がんばって目的を達成しいつのまにか人間的にも成長していた、という話を読者は読みたいのです。 あるいは、がんばって目的を達成したが欠点が直っていなかった、という話でもよいでしょう。その場合の欠点は親しみのある欠点であって、他人に嫌われるような最悪な欠点ではいけません。 |
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●ヒーロー物の敵役は主人公より強い 主人公のライバルとなる敵役は、絶対に主人公より強くなくてはいけません。 主人公が圧倒的に強かったら、弱いライバルに勝つのは当たり前ですよね。そのようなストーリーを読者が読みたいとは思わないでしょう。 ところが、ライバルがあまりにも強すぎて、とても主人公では勝ち目がないとしましょう。主人公はライバルに勝つために努力をしなければなりません。 読者は、主人公がどのようにしてライバルに勝てるのだろうと、期待しながら読んでくれます。 つまり、ライバルや敵が強ければ強いほど物語は面白くなるのです。だから、面白い漫画を描こうと思ったらまず強いライバルを作ることです。 |
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●キャラクターの人物を描く 漫画はパッと見が勝負だと思ってください。したがって好感の持てる主人公と相手役の女性、敵役など、魅力的なキャラクターを描き分けなければなりません。 それと、設定した性格に適して絵であることも重要です。絵と性格付けが不釣り合いではダメです。 たとえば、元気いっぱいの主人公のはずが病的だったり、いつも下を向いて歩いているようではいけないわけです。また、ライバルや敵役が主人公より弱いというのも不自然で、物語が成立しませんね。 |
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● 小道具を使う 小道具を上手く使うとストーリーに味が出ます。たとえば、携帯電話やパソコンなどを話の展開の中に組み込みます。 携帯電話を落としたことからストーリーが展開していったり、パソコンを他人に譲る前に、自分のデータを消去いなかったために、とんでもない事件に巻き込まれていったりします。 |
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