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漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。 打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。 そうした用語を詳しく解説いたします。 ぜひお役立て下さい。 |
ヘタウマ |
項目 |
1.ヘタウマとは 2.ヘタウマは才能 3.漫画制作のヘタウマ 4.ヘタウマの価値 |
●ヘタウマとは 技術的には稚拙であっても、その稚拙さが個性であったり味だったりして人気が出ることがあります。 それを「ヘタウマ」と呼び、「下手上手」と書いたりします。 芸術は技術や美術センスだけで推し量ることができません。 感覚的な世界なので、技術や美術センスを凌駕した高みにあると考えれば、「ヘタウマ」は十分に才能だと思います。 項目に戻る ●ヘタウマは才能 「上手い」と「下手」は相反する概念であり、「下手」が上達して「上手い」となると考えられています。 しかし、「上手い」といのは技術的なテクニックが優れているということです。 下手な人が訓練を積んで上手くなるのはテクニックの部分であり、芸術的な価値からは乖離しています。 テクニックは訓練すれば多くの人がある程度身に着けることができます。 ところが、芸術はテクニックを越えた領域にあります。 項目に戻る ●漫画制作のヘタウマ 漫画制作にも「ヘタウマ」はあります。 絵の上手い漫画家もいれば、絵は上手くないがとても味があって個性的な漫画家もいます。 後者が「ヘタウマ」です。 どちらが好きかは個人差があるでしょうが、上手い絵はマネすることができます。 しかし、「ヘタウマ」の作品はマネすることができません。 絵はマネできても、センスをマネすることはできないものです。 項目に戻る ●ヘタウマの価値 どちらに価値があるかは判断が難しいですが、「ヘタウマ」の価値は見た目以上に高いと考えます。 たとえば、AIがどんどん進化して漫画も上手に描けるようになったとしましょう。 テクニックを学習したAIは、見た目が素晴らしい漫画を描くかもしれません。 しかし、「ヘタウマ」を学習することはできないでしょう。 私はそこに「ヘタウマ」の価値を感じます。 項目に戻る |
参考ページ→ 漫画制作講座 背景画 出版取次店 擬人化 ヘタウマ タッチ |
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