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プロが教える「描き方の基本」です。制作ご依頼の際やご自身で実際に描いてみようと思っている方はぜひ参考にしてみて下さい。 | |
描き方の項目 | |
(1)ストーリー作り (2)キャラクター作り (3)絵コンテ (4)下描き (5)ペン入れ (6)仕上げ (7)完成 |
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描き方講座4 | |
道具について @ペン先とペン軸 ペン先 ●Gペン 細かい線や太い線、シャープな線からダイナミックな線まで、ほとんどの線が引けるぺんです。ペンのオールラウンドプレーヤーというところでしょうか。 ただし、ペンに慣れるまでには時間がかかるので、何度も線を引く練習をして、使いこなせるようにしましょう。 ちなみに、Gペンにもメーカーさんの種類があって、Gペンを使っている漫画家の多くはゼブラのGペンを使っています。変化に富んだ線を描くには最適です。 ●かぶらペン Gペン同様に、使いやすくて多くの漫画家が使っています。 Gペンほど変化に富んだ線は描けないが、素直な線を描くのに適しています。Gペンは慣れるのに時間がかかるが、かぶらペンは早く慣れることができます。 ツヤのあるクロームメッキのものとそうでないアルミニウム製の2種類あり、クロームメッキは太い線を、アルミニウム製の方は細い線を描くのに適しています。 ●丸ペン ペン先の中でもっとも細い線が描けて、しかも太い線を描くこともできます。効果線や点描、細かいシワを描くのによく使われますが、丸ペンでキャラや背景まで描いてしまう漫画家もいます。 ただし、慣れないと紙に引っかかったりペン先が詰まってしまうので、軽いタッチで描くのがこのペンを上手に使うコツです。ちなみに、丸ペンを使うときには丸ペン専用のペン軸を使います。このとき、メーカーによってサイズが異なるので注意しましょう。丸ペンを作っている会社と同じ会社製のペン軸を使います。 ●日本字ペン 線の質はかぶらペンと似ていて、シャープな線も素直な線も引くことができます。ただし、このペン先を使っている漫画家は少ないようです。 |
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A鉛筆と消しゴム
●鉛筆 鉛筆は、「下描き」と「ふきだし」の中にセリフを書くのに使います。芯が硬すぎると消しゴムで線を消すのが難しくなるので、なるべく柔らかい芯の鉛筆を選びましょう。 多くの漫画家は、濃さがB〜2Bくらいの芯の柔らか目の鉛筆を使っています。3B以上の濃い鉛筆は、芯が折れやすくなるのでお薦めできません。 ちなみに芯を削るときには、先を尖らせすぎないようにしましょう。尖らせすぎると原稿用紙を傷めてしまいますので。 ●消しゴム 多くの漫画家はプラスチック消しゴムという、ごく一般的な消しゴムを使っています。 消しゴムのカスは、こまめに払うようにしましょう。消しゴムのカスが付着した汚れは、なかなか消えませんから。また、消しゴムをかけるときに力を入れすぎると、原稿用紙を破いたりしわくちゃにしてしまう恐れがあるので気を付けましょう。 ちなみに、私は「MONO」という消しゴムを使っています。漫画家仲間のうち3人に2人はこの「MONO」を使っているようです。 |
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