担当 |
雑誌の掲載が決まると、その漫画家には編集者が付いて案を出し合いながら漫画を作っていきます。その編集者のことを「担当」と呼んでいます。ときにはアドバイスをくれ、駄目出しをされ、プロの水準の漫画を作っていくパートナーでもあります。 しかし、漫画家と担当さんの立場は対等とはいえず、多くの場合は担当さんの指示に従って漫画家が絵コンテを作り修正を繰り返しながら漫画を描いていくのです。担当さんの意に沿わないアイデアや絵コンテは、修正の指示が出て描き直しになります。したがって、完成する漫画は担当さんの思う方向に描いた作品なのです。 ただ、担当さんの指示は雑誌のカラーであったり方向であったりするので、漫画家としてやはり最優先にしなければならないでしょうか。漫画家は漫画を描くことにかけてはプロであっても、雑誌の方向性などに関しては案外無頓着だったりします。 そうした立場も、漫画家が売れっ子になりベテランになってくると変わってきます。逆に、そうしたベテランの漫画家には若い編集者が担当として付き、漫画家から漫画のノウハウを学んで編集者としての資質を高めていくともいえます。漫画を描く作業は孤独なので、担当さんがいてあれこれアドバイスしてくれるのは有り難いことでもあります。 |
参考ページ→ 上質な漫画は編集者と漫画家の良好な関係から生まれる 漫画原稿の持ち込み トレース台 トレーシングペーパー 色指定 色見本 写植 担当 投稿 縮小 チーフアシスタント |
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