まず、社内報を作成する目的を明確にしておくことが大切
です。
制作目的が明確でないと、内容が絞りきれず紙面全体が散漫と
して見えてしまいます。
せっかく作成する社内報なら、目的に応えるような誌面作りを
したいものです。
●社内報の目的を考える
では、社内報を作成する目的とは何でしょうか?
端的に言えば、会社の方針を全社員に伝えることでしょう。
そして、元気を出して社員一丸となり、目的に向かって邁進
しましょう。
それが社内報制作の主な目的だと思います。
社内の方向性やトップの考え方などを全社員が把握できて
いないといけないし、社がどのような問題を抱え、どう対処
しているのかということも社員は知っておく必要があります。
さらに対処する組織は一枚岩なのか、万全なのか、そうした
ことまで全社員が把握していないといけません。
他にも、社内全体で取り組まなければならないことや、取り
組み方法、さらには心がけの徹底なども重要です。
新商品や新製品の開発などについても、社員として知っておく
べきで情報です。
そして、最新の社内情報を全社員に浸透させることはとても
大事なことです。
同時に、販売戦略方法の方針を社内全域に徹底させる必要が
あります。
こうした記事を社内報に載せることで、社員全員が社の方針を
理解してくれて意識高揚にもつながっていくのです。
つまり、社内報とは単なる報告データではないのです。
社員の意識を高め、それぞれが目的意識を明確に理解する
ことで、営業成績アップに結びつけようという狙いがあるの
です。
ということで、全社員に読んでいただかなければ、社内報
作成の目的は達成されないということです。
●読んでもらえなければ意味がない
目的が明確になったら、読んでいただくための紙面作りの
熟慮です。
楽しんで読んでくれる社内報を作成しましょう。
せっかく作る社内報も読んでもらえなければ意味がありま
せん。
社内報の作成には、企画から編集や原稿整理、さらには
デザインや印刷に至るまで様々な行程があります。
これらをすべて社内で行うことは可能ですが、社員全員が
楽しく読んでくれる内容に仕上げるのは、かなり大変な作業と
なります。
しかも、印刷所にデータを渡して印刷してもらうとなると、
通常の作りでは対応できない場合があります。
それなりの仕上がりを求めるのであれば、プロにお任せする
方が良いかもしれません。
●社内報に漫画活用
私たち漫画家のスタンスから、社内報の斬新で面白い構成を
ご提案することができます。
漫画を活用することで楽しい誌面構成ができるのです。
まず、漫画の利点をご紹介しましょう。
漫画はパッと見で、読む人の心を即座に掴んでしまう
優れたツールであるということです。
活字は、残念ながら読み進まないと内容が理解できません。
もちろん、見出し等のデザインやキャッチ等で工夫することは
できますが、漫画の持つ圧倒的なインパクトには到底勝てま
せん。
たとえば、見開きでたくさんの文字の中に4コマ漫画を配置
すると、誌面を見た人は真っ先に漫画の存在に気づきます。
それほど漫画はインパクトがあるのです。
この漫画を社内報や広報に活用するわけです。
●漫画家の構成力
漫画家の紙面構成は非常に上手です。
それは、漫画家は常に読者の視線や気持ちを考えながら漫画を
描いているからです。
その誌面作りの能力を、社内報作りに応用してみませんか。
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