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| 漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。そうした用語を詳しく解説いたします。 ぜひお役立て下さい。 |
| フィキサチーフ |
| 項目 |
| 1.フィキサチーフとは 2.修正 3.十分な換気 4.パステル画の上から 5.カラー漫画 6.慣れが必要 |
| ●フィキサチーフとは 絵画用の定着液を「フィキサチーフ」といいます。鉛筆や木炭、パステルなどで描画すると、手などで擦れてせっかく描いた作品の質が損なわれてしまうことがあります。そうしたトラブルを未然に防ぐために、「フィキサチーフ」という定着液でコーティングし、作品の表面を保護することができます。 項目に戻る ●修正 主に、スプレー状の「フィキサチーフ」を使用することが多いです。描画の制作途中、あるいは完成した作品に直接噴霧し、滲みや色落ち、あるいは摩擦による劣化を防護します。「フィキサチーフ」を噴霧した描画面は、その後に消しゴムなどで修正することが困難になります。そのため、「フィキサチーフ」を使う前に描画面の加筆修正を念入りに行う必要があります。 項目に戻る ●十分な換気 「フィキサチーフ」は、合成樹脂をエタノールや石油系の溶剤で溶いて製造しています。したがって、絶対に火気のないところで使用してはいけません。また、室内で使用する際には、十分な換気を行ってから「フィキサチーフ」を使うようにしましょう。 鉛筆や木転用にはエタノールが、またパステルには石油系が適しています。スプレーで噴霧すると、描画した紙面上で溶剤が蒸発します。そして、定着成分が作品表面上に薄い膜となり、画材の粉末を固定するのです。それが「フィキサチーフ」の原理です。 項目に戻る ●パステル画の上から 漫画家が「フィキサチーフ」を使用することは滅多にありません。それでも、絵に変化を付けるために、コマをパステルで描いたり、あるいは木炭で描くことがあります。そのような場合には、完成したパステルで描いた漫画原稿の上から「フィキサチーフ」をかけます。カラーの表紙絵をパステルで描くことがありますが、そのような場合には「フィキサチーフ」をかける必要があります。 項目に戻る ●カラー漫画 また、カラー漫画を描くときに使うことがあります。通常は人物などの主線を描くのに証券用インクを使うのが一般的です。ところが、証券用は黒がやや薄いので、濃い墨ベタを求めて製図用インクや墨汁で人物などの線を引くことがあります。 しかし、製図用インクや墨汁だと水彩絵の具で着色すると線が流れてしまいます。とくに、墨汁で描いた線は最悪です。とても着色はできません。色をのせると墨汁がすぐに流れてしまうのです。 項目に戻る ●慣れが必要 そうした場合に、墨汁で描いた人物などの主線に「フィキサチーフ」を軽くかけるのです。こうすることで、水彩絵の具で着色することが可能になります。しかし、「フィキサチーフ」をかけすぎると色が上手くのりません。色が斑模様になってしまうのです。「フィキサチーフ」の噴霧の度合が非常に難しいです。霧をかけすぎないようにするためには慣れが必要です。 項目に戻る |
| 参考ページ→ 着色 カラーインク 筆洗 ガッシュ フィキサチーフ |
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