プロローグ |
作品の内容を想像させるようなストーリーの導入部分を「プロローグ」と呼びます。演劇や音楽では、主題や後に起こる出来事を暗示する内容を持った前置きの部分のことです。序文や序幕などともいい、書籍では前置きのことだったりします。 この「プロローグ」は必ず必要なものではありません。たとえば、いきなりアクションシーンから物語が始まったり、クライマックスから始まってもなんら不思議ではありませんし、むしろ構成を工夫した「イントロ」は良いと思います。読者が、「なんだこれは」と思ってページをどんどんめくってくれて、最後に納得したり感動したりしてくれたら漫画家の目的は果たせるのです。 淡々と始まる物語も良いだろうし、派手なシーンで始まるのも良いでしょう。要は作者がどのような意図でこの漫画を描き、その意図を完遂させるためにどう「プロローグ」を描くかということです。それは作品の質の高さであり作者の個性ともなります。 漫画を描くにあたりすべてに配慮した描き込みが漫画家の生命線となるので、「プロローグ」に限らず自分独自の考え方や処理方法を構築していくと良いでしょう。 「プロローグ」の反対語は「エピローグ」です。 |
参考ページ→ エピローグ シナリオ クライマックス ラフスケッチ プロット モノローグ |
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