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漫画制作で使われる業界用語を知っておくと何かと便利です。


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漫画制作の用語「は行」
漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。

打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。

そうした用語を詳しく解説いたします。

ぜひお役立て下さい。
俯瞰
高いところから全体を見下ろすことを「俯瞰」といい、広い視野で物事を見たり客観的に全体を捉えるということです。

昔の屏風絵などには合戦の様子が俯瞰図で描かれていたりします。

非常にスペクタクルだし、敵味方の配置や陣構えなどがわかって参考になります。

当時の絵師がどのような目的で俯瞰図を描いたかは判りませんが、おそらく自陣の戦勝記念として大名の指示を受けて陣の様子を詳細に描いたのでしょう。

つまり、俯瞰図は全体の様子が一目瞭然となる描き方です。

漫画でも描く目的は同じで、場面全体を読者に示したりキャラクターの立ち位置や周辺の状況を分かりやすく表現するために用いる手法です。

映画でも良く使われる手法であり、逆に俯瞰の映像がないと全体の位置関係がどうなっているのかわからなかったりして、必要不可欠な構図と言えます。

最近はドローンが普及してきて、一般の方でもドローンを使って上空から映像を撮ることが簡単にできるようになってきました。

この映像こそが俯瞰図です。

こうした写真であれば機材さえ揃えば簡単に撮影できますが、漫画で俯瞰図を描くのは大変な作業です。

細かな絵を画面いっぱいに描くことになるし、俯瞰の状景をイメージしながら描くのは精神的にも労力的にも辛いものです。

しかし、漫画家は読者の期待に応えるために労力を惜しまないものです。
参考ページ→
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