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漫画制作で使われる業界用語を知っておくと何かと便利です。


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漫画制作の用語「か行」
漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。そうした用語を詳しく解説いたします。
ぜひお役立て下さい。
海賊版
項目
1.海賊版とは
2.海賊サイト
3.漫画の海賊版
4.漫画の海賊は逆版
5.逆版の違和感
●海賊版とは
知的財産権は法律で保護されている権利です。ところが、その権利を権利者に無断で使用し、非合法的に利益を得る者がいます。そうした犯罪的非合法行為を「海賊版」と呼んでいます。

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●海賊サイト
ネットにアップして映画や漫画を無断で配信する行為も同様です。ネット配信によって広告収入を得る目的で、海賊サイトを運営する業者や個人がいます。これは犯罪だということを自覚しなければなりません。また、そうした海賊サイトを視聴する側も、犯罪行為に加担していることになります。

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●漫画の海賊版
漫画単行本の海賊版は、日本国内より主に海外で制作されているようです。日本の漫画はほとんどが縦組みです。文字を縦に読むように組んでいます。そのために、右から左に読み進むように漫画を描き、本が編集されています。

ところが、海外の出版物はほとんどが横組みなので、コマの進み方が左から右に読むように構成されているのです。

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●漫画の海賊は逆版
そのために、海賊版を作るために、元の漫画を逆版してあります。つまり、海賊版は版面の左右を逆にして、右から左に読み進むように作り直してあるのです。そして、元の漫画の日本文字を削除して、新たに海外の言語をDTPとして配置してあります。

ところが、日本漫画はフキダシも縦長になるので、そのフキダシ内に横組みの海外文字を配置しているので違和感があります。ようするに、縦組み用のフキダシに横組み文字を入れてしまうから、フキダシの形と文字が合致しないのです。正規ではない海賊版なので、不自然さがあって当然です。

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●逆版の違和感
また、漫画というのは逆版すると、なんとなく違和感がでてくるものです。キャラクターを通常の縦組み構成で描いているぶんには、何の問題もありません。髪形や肩の線などがしっくりきて安心して見られます。

ところが、その原稿を逆版すると妙な違和感があるのです。たとえば、髪の分け方を逆にすると、人物の表情が変わって見えるのです。というか、別人のように見えたりします。それほど、逆版というのはオリジナル性を壊してしまう行為だということです。

正規のオリジナル版と海賊版では似て非なるものなのです。違法な海賊版を作るのも買うのもやめましょう。

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参考ページ→
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肖像権
海賊版


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