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漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。 打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。 そうした用語を詳しく解説いたします。 ぜひお役立て下さい。 |
出版取次店 |
項目 |
1.出版取次店とは 2.出版社の煩雑な業務 3.全国に安定して配本 |
●出版取次店とは 出版関連業界で出版社と書店の間に介在する流通業者を「出版取次」といい、その流通業者を「出版取次店」といいます。 取次店と書店との関係は卸問屋と小売店のような関係です。 書店は委託販売制度によって外庫管理が容易になりました。 また、取次店にはマージンが入ります。 両社にとってメリットのある関係です。 項目に戻る ●出版社の煩雑な業務 出版社にとって在庫管理だけでなく個別取引は煩雑な業務です。 また、売れ残った場合のリスクが大きいと大変な損失を被ってしまいます。 そこで、取次主導型の体制を作ることで、取引の仲介や配本返品の管理、代金回収などを取次店が一手に引き受けるようになったのです。 しかも、出版社と書店の間に取次店が介することで、信用保証を行うこともできます。 そして出版取次店は、日本独自の再販売価格維持や委託販売制度の実質的維持を担っているのです。 人気のある漫画雑誌や単行本などは、書店の仕入れ希望数合計が発行部数よりも多くなることがあります。 そうした書籍については取次店が一元的に各書店への配本数を調整します。 項目に戻る ●全国に安定して配本 そして、全国に安定して配本するのです。 出版取次店は書店への代金回収の繰り延べも行っています。 また、出版社への委託販売代金の見込み払いも行っています。 つまり、実質的な金融機能も有しているということです。 書店や出版社にとって有難い存在なのです。 項目に戻る |
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