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漫画制作で使われる業界用語を知っておくと何かと便利です。


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漫画制作の用語「か行」
漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。

打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。

そうした用語を詳しく解説いたします。

ぜひお役立て下さい。
拡大
項目
1.拡大について

2.ペンで描いた線はギザギザ

3.拡大して描く

4.原寸サイズを想定して描く
●拡大について
実物の大きさより大きくすることを「拡大」といい、小さくすることを「縮小」といいます。

漫画を描くときに、多くの漫画家は原寸より拡大して描くようにしています。

原寸というのは、出版社が出している雑誌や単行本の版面のことです。

紙にペンを用いて漫画を描くと、ペンで紙を切り裂くように線が描かれていることが分かります。

ルーペなどで拡大すると見えます。

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●ペンで描いた線はギザギザ
つまり、綺麗な線だと思われているのに、実は描いた線はギザギザになっているのです。

したがって、原寸のままに描いた線を印刷製本すると、荒れた状態の漫画が掲載されることになります。

漫画家としては厭なものです。できるだけ綺麗な線で載せてもらいたいのです。

そこで、初めから拡大して描くのです。

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●拡大して描く
拡大した分を縮小して原寸サイズに戻せば、粗さも多少は綺麗に見えるという考え方です。

私たち漫画家の常識ですし、出版社も拡大して描くことを薦めています。

拡大率は漫画家によって異なります。

多くの漫画家は1.2倍で描いています。

1.3倍で描く漫画家もいますが、拡大率が大きいとそれだけ作画面積が大きくなります。

また、拡大率が大きいと、原寸に戻して印刷製本されたときに拡大して描いた原画とのギャップがあります。迫力がないと感じたりするものです。

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●原寸サイズを想定して描く
拡大して描くときには、原寸縮小して印刷されたときの原稿の姿を想定して描く必要があります。

パソコンでタブレットを用いて描くときも同様です。

拡大して描き、印刷所に渡すときには原寸に戻して、つまり縮小してデータで渡します。

考え方は肉筆漫画と同じです。印刷製本された姿を想定して漫画を描くことはとても大事なことです。

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参考ページ→
漫画制作講座
背景画
縮小
原寸
拡大

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