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漫画制作で使われる業界用語を知っておくと何かと便利です。

漫画を制作し印刷するには、業界で使われる専門用語を知っておくと便利です。 データのキャッチボールや情報伝達には、必ずといってよいほど専門用語が使われます。そうした用語を詳しく解説いたしますのでぜひお役立て下さい。

点描
漫画を描くときに、線ではなく「点」で描くことがあります。これが「点描」です。線でスッと描くより面白い効果があり、背景などを点描で描くことがあります。点を打って描くのは大変な作業ですが、効果を狙って労力を惜しまなければぜひやっていただきたいものです。

スクリーントーンで販売されてはいますが、描きたい背景を点描にするには自力で打つしかありません。

基本的な描き方は、ペンを紙に垂直に立てて同じ大きさの点を打っていくことです。その際に、点と点とがくっつかないように気を付けましょう。点同士がくっついてしまうとインクが滲んでしまいます。以前は「かぶらペン」や「Gペン」などにインクを付けて描いていましたが、ロットリングやミリペンなどの方が使いやすく滲みが出ないので便利かもしれません。

点描を描く際には下絵をしっかりと描き、それに従ってペンを打つようにします。下絵なしでは綺麗に描くことは難しいでしょう。水木しげる先生の背景は点描が多く重厚な雰囲気を醸し出していました。

売れっ子の漫画家さんの場合、アシスタントさんが点描を打つことがほとんどでしょうが、長い時間点描ばかりやっているとペンを持つ手と目が相当に疲れてきます。個人的には重労働だと思っています。

参考ページ→
 漫画制作講座
 モアレ
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