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| 漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。そうした用語を詳しく解説いたします。 ぜひお役立て下さい。 |
| たらしこみ |
| 項目 |
| 1.「たらしこみ」とは 2.「たらしこみ」の使い方 3.「たらし込み」のやり方 4.琳派について 5.琳派の作風 6.「琳派」の呼称 |
| ●「たらしこみ」とは 「たらしこみ」は江戸時代の琳派の絵師たちが用いた描画技法です。現在でも使われる技法で、先に塗った絵の具が乾かないうちに、異なる濃度や色をのせた筆で絵の具を加える技法です。 項目に戻る ●「たらしこみ」の使い方 「ウェット・オン・ウェット(wet-on-wet) 」や「ウェット・イン・ウェット(wet-in-wet)」とも言い、グラデーションだけで描きたい場所や描画するための下地として使う技法です。筆で滲ませながら描くのとは異なり、筆跡が残らない予想外の美しいグラデーションが表現できます。 たとえば、筆で描きながらグラデーションを表現しようとすると、被写体の形を描く作業と配色までを同時に行う必要があります。作業の時間的に困難になることがあります。とくにアクリル絵の具のように速乾性の画材を使う場合には、ムラができてしまいます。 その点、「たらしこみ」の技法を用いると、予め描きたい形に水を張った状態から色を流し込むので、ムラができる心配がありません。 項目に戻る ●「たらし込み」のやり方 1.水や水を多く含んだ絵の具で描きたい形や面を塗ります。 2.滲ませた色を筆に取り、先に敷いた水が乾かないうちに筆の色を移します。 また、複数の色を使いたい場合には、濁り過ぎないように色のバランスを考慮して行います。 項目に戻る ●琳派について 琳派は桃山時代後期に本阿弥光悦と俵屋宗達が「琳派」を創始しました。その後、尾形光琳や乾山兄弟が発展させ、さらに酒井抱一や鈴木其一が江戸に定着させた美術工芸の手法や作品を指します。伝統的な大和絵が基盤となり、デザイン性や装飾性に優れています。 尾形光琳は「琳派」の創始者本阿弥光悦に傾倒していました。さらに酒井抱一は尾形光琳に傾倒し、「琳派」の伝統を継承しました。 項目に戻る ●琳派の作風 「たらしこみ」の技法だけでなく、「琳派」の作風として背景に金箔や銀箔を用いることがよく知られています。黄金のきらびやかな背景は衆人の注目となったことでしょう。 また、大胆な構図や型紙のパターンを使った繰り返しも大きな特色です。「琳派」の作風はヨーロッパの印象派にも大きな影響を与えています。 項目に戻る ●「琳派」の呼称 尾形光琳や弟尾形乾山の作風を酒井抱一らが継承しました。そこで彼等を同じ一派として「光琳派」と呼んでいました。また、彼等の先駆者である本阿弥光悦や俵屋宗達までを含めて「宗達光琳派」と呼ぶこともあります。 しかし、現在では総称して「琳派」の呼称で呼ばれています。 項目に戻る |
| 参考ページ→ グラデーション 浮世絵 十返舎一九 河鍋暁斎 岡本一平 安藤広重 北沢楽天 江の島鎌倉長短旅行 鳥羽僧正 葛飾北斎 狩野派 歌川国芳 蔦屋重三郎 黄表紙 琳派 菱川師宣 山東京伝 曲亭馬琴 平賀源内 たらしこみ 曲亭馬琴 たらしこみ |
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