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漫画制作で使われる業界用語を知っておくと何かと便利です。


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漫画制作の用語「か行」
漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。そうした用語を詳しく解説いたします。
ぜひお役立て下さい。
活版印刷
項目
1.活版印刷とは
2.「活版印刷」というネーミング
3.「活版印刷」の歴史
4.日本の活版印刷
5.オフセット印刷とオンデマンド印刷
6.求められる「活版印刷」
7.漫画の印刷
●活版印刷とは
「活版印刷」は、活字を組み込んで並べた凹凸のある組版の凸部分にインキを付け、紙に転写する印刷方式です。「活版刷り」ともいいます。版の文字は印鑑のように鏡文字になっています。

使用する紙は、厚みがあって柔らかい用紙が用いられます。硬い紙だと圧力をかけた時に凹みが出にくいからです。柔らかい紙は圧力をかけたときに凹凸の差ができやすく、凹みをより強く表現できて綺麗な印刷が可能になります。

たとえば、名刺などは圧力をかけた個所が凹んで、触ると凹んだ感触が伝わってきます。会社名やロゴなどが印象的に印刷されます。

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●「活版印刷」というネーミング
活字を組み合わせて凸版を活用して印刷することから「活版印刷」と呼ばれるようになりました。しかし、現在ではこうした活字を組みかえた版は少なくなり、デジタルデータや金属や樹脂で版を作って印刷するようになってきました。

●「活版印刷」の歴史
「活版印刷」は15世紀にドイツで発明された印刷技術です。これはルネッサンス期の大発明で、大勢の人々に知識と情報を広めるのに役立ちました。この印刷技術と火薬と羅針盤が、ルネッサンス期の3大発明といわれています。

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●日本の活版印刷
阿蘭陀通詞だった本木昌造が、阿蘭陀から入って来た印刷技術に興味を抱き、日本語の印刷物を作る研究に励みました。そして、活版技師ウィリアム・ガンブルを招聘して金属活字鋳造の指導を受けたのです。

こうした努力の結果、日本に活版印刷術をもたらし発展させることができました。

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●オフセット印刷とオンデマンド印刷
現在、多くの印刷物はオフセット印刷やオンデマンド印刷によって出力されています。それは、オフセット印刷やオンデマンド印刷が、写真やイラストなどを複製するのに適しているからです。

「活版印刷」は印刷された文字にアウトラインが綺麗で、文字情報の伝達には最適です。しかし、最近はビジュアル情報が多くなり、「活版印刷」の需要が少なくなってしまいました。

ちなみに、オフセット印刷は版を使用するので、安定した品質で大量印刷が可能です。また、オンデマンド印刷は版を使用せず、少数印刷で安価で、しかも早く印刷することができます。

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●求められる「活版印刷」
商業目的で大量印刷が求められる印刷物は、ほとんどがオフセット印刷です。

しかし、活版印刷の良さが見直され、あえて「活版印刷」を求める動きが出てきました。活版印刷の良さは画線部の凹凸です。綺麗なアウトラインに魅了される人も大勢いるのです。

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●漫画の印刷
現在の漫画はほとんどがオフセット印刷ですが、大量印刷でスピードが要求される週刊漫画雑誌には、いまでも活版印刷を活用しているケースがあります。

漫画の同人誌は40年ほど前からオフセット印刷が主流でした。また、Web掲載の漫画を単行本化するケースもありますが、Web漫画はグレースケールを使って描いていることがほとんどです。そのため、活版印刷ではなくオフセット印刷で出力されています。

ただし、Web漫画であっても、スクリーントーンを白黒二値で描き、グレースケールを用いず漫画全体を白黒二値で完成させているケースもあります。この場合には、活版印刷でも良いでしょう。

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参考ページ→
校了
締め切り
版下
下版日
組版
ゲラ刷り
清刷り
判型
小口
活版印刷
ノド
レイアウト
参考文献
脚注
上製本
並製本
平綴じ
中綴じ
無線綴じ
ハードカバー
オフセット印刷

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