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漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。 打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。 そうした用語を詳しく解説いたします。 ぜひお役立て下さい。 |
ゲラ刷り |
項目 |
1.ゲラ刷りとは 2.校正 3.ゲラの語源 |
●ゲラ刷り 校正刷りのことを「ゲラ刷り」ともいいます。 校正紙のことです。 活版印刷の時代には活字の棒組版のことを「ゲラ」と呼んだそうで、その後も印刷した校正刷りを「ゲラ刷り」と呼ぶようになったそうです。 「ゲラ」は組み終えた版を入れておく木製の箱だったのです。 「ゲラ箱」と呼ばれました。 作業をしていない時には、このゲラ箱を工場の隅に積み上げていたそうです。 項目に戻る ●校正 ちなみに、「校正」とは印刷物を印刷する前にチェックし修正することです。 ミスを含んだまま印刷することはできないので、字句や誤字脱字などの誤植を見つけて修正します。 現在ではデータ入稿が多く、紙とデータの認識が曖昧になっています。 そのため、印刷所に渡される入稿データも「ゲラ」と呼ばれています。 かつては膨大な量の文字の判を組み合わせて活版を作っていました。 そして試し刷りをして校正を行っていたのです。 これが現在ではデータ入稿なのでDTPで行えるようになりました。 便利な時代です。 項目に戻る ●ゲラの語源 「ゲラ」の語源はガレー船からきたようです。 ガレー船は古代の木製の軍艦です。 地形が複雑で風向きが不安定な地中海やバルト海では19世紀まで使用されていました。 つまり、木製のガレー船のようだから「ゲラ」と呼んだのでしょう。 英語の校正刷りは「galley proof」と言い、「プルーフ」と呼ばれています。 かつての活版印刷の名残で、「校正」を日本では「ゲラ」、英語では「プルーフ」と言うのです。 項目に戻る |
参考ページ→ 校了 締め切り 原寸 縮小 断ち切り 版下 下版日 組版 ゲラ刷り 清刷り |
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