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漫画制作で使われる業界用語を知っておくと何かと便利です。


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漫画制作の用語「ま行」
漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。そうした用語を詳しく解説いたします。
ぜひお役立て下さい。
無線綴じ
項目
1.無線綴じとは
2.「無線」の意味
3.安価でページ数の多い冊子に
●無線綴じとは
漫画や小説などの原稿を本にすることを「製本」といい、製本の方法のひとつに「無線綴じ」があります。書籍や雑誌を作るにあたって、複数の紙を揃えたり製本のために「折丁(おりちょう)」を一冊分のページ順に揃える作業を「丁合(ちょうあい)」といいます。

そして、「無線綴じ」では、丁合の完了した折丁の背にノリを塗布して表紙を貼り付けます。「無線綴じ」は「平綴じ」の部類に含まれます。

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●「無線」の意味
ちなみに「折丁」というのは、製本する前に印刷された紙をページ順になるように折り畳んだもののことです。「無線」というのは、製本時に糸や針金などの「線」を使わないということです。本の背を一度切り落として接着面を作る「切断無線綴じ」と、切り込みを入れて糊を浸透させる「網代綴じ」に大別されます。

この「無線綴じ」は、「中綴じ」ほどではありませんが、比較的安価な方式です。ページのずれが無いので「中綴じ」よりもページの多い冊子に向いています。

ただし、背の端のみを固定するために、喉部分まで一杯に開くことはできますが、180度開くとノリが折れてしまう可能性があります。そのために、見開きの漫画や写真を入れる場合には、その分間を空けておく必要があります。

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●安価でページ数の多い冊子に
「無線綴じ」の冊子や本を、目いっぱいに開き切って読むことは避けるべきです。開いた部分から折れてしまいます。漫画雑誌やコミック本、文庫本などの安価でページ数の多い冊子に多用されています。

ノリだけで固定されているので、かつては強度や耐久性に問題がありました。しかし、昨今はノリが改良されて大きな冊子にも使用されるようになっています。

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参考ページ→
中綴じ
並製本
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