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漫画を制作し印刷するまで、業界で使われる専門用語の知識は必須です。 打ち合わせの段階から完成まで、専門用語は頻繁に使われます。 そうした用語を詳しく解説いたします。 ぜひお役立て下さい。 |
線画 |
項目 |
1.線画とは 2.白黒二値の線画 3.カラー漫画の線画 4.作家の個性 |
●線画とは 漫画の制作行程は、大きく分けると「シナリオ制作」「人物ペン入れ」「背景画制作」「仕上げ」となります。 この「人物ペン入れ」とは、下描きに添ってペンで人物を描くことです。 白黒二値で描きます。 これが漫画の「線画」です。 項目に戻る ●白黒二値の線画 したがって、「線画」にはアミをかけたり薄墨をのせたりといった作業は含まれません。 あくまでも白黒二値だけのペン画です。 背景画を描く際にも、アミやグラデーションをかけるまえのペン画を「線画」と呼んでいます。 この「線画」に心理描写の背景を描いたり、状況に合わせた背景画を描き入れていきます。 また、髪の毛を加えたりします。 項目に戻る ●カラー漫画の線画 カラー漫画であれば、「線画」の上から着色して原稿を完成させていきます。 カラー漫画の線画は証券用インクで描くのが一般的です。 墨汁や製図用インクで描くと、着色した際に線画のスミが流れてしまいます。 その点、証券用インクは水に流れることがないので安心です。 ただし、強く消しゴムをかけると線がかすれるという欠点があるので、鉛筆で下描きをする際には薄めに描くようにしましょう。 項目に戻る ●作家の個性 「線画」は使用するペンによって印象が異なります。 かぶらペンだったりGペンだったり、あるいは丸ペンでペン入れをしますが、力強さなどが違います。 使用するペンは、その作家の個性にもなります。 たとえば、同じ下描きを異なるペンでペン入れすると、完成した「線画」はすべて異なったものとなります。 「線画」は作家の生命ともいえるものです。 ご自分に合ったペンで線画を描いて下さい。 項目に戻る |
参考ページ→ ホワイト ベタ スクリーントーン カラートーン ナワカケ グラデーション 雲形定規 モブシーン 線画 |
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